高校3年の坂上拓実は、「地域ふれあい交流会」の
実行委員に任命されてしまう。
一緒に任命されたのは、
おしゃべりが出来ない少女・成瀬順。
彼女は幼い頃、自分の一言で、両親が離婚してしまい、
それ以来誰にも心を開かなくなっていた。
その他、優等生の仁藤菜月、
野球部の元エース田崎大樹が選ばれた。
実は拓実と菜月は元恋人で、2人は自然消滅した後、
お互いに気持ちは確認できずにいた。
担任の思惑で、"ふれ交"の出し物がミュージカルに決定。
「ミュージカルは奇跡が起こる」という一言に、
勇気を出した順は詞を書くことを決意し、
さらに主役に立候補する。
そんな彼女の姿に感化された拓実が曲をつけることに。
順は拓実の優しさに好意を寄せるようになり、
菜月は自分の想いを諦め、
そして夢を追う順の姿に大樹は好意を寄せ始める。
目の前の人に好きと言えず、すれ違う4人。
そして、舞台当日「やっぱり歌えない」と
順は消えてしまい、拓実は順を探しに行く。
しかし、舞台は、主役不在のまま幕をあける…